住人達

2005年11月8日
目が覚めた。時計を見るとまだ朝の4時だ。空がうっすらと白みはじめている。

パパとママがさらわれた?証拠はどこにあるんだ?
全ギャラクシートマト化計画なんて信じられないよ。
でもあのトマト化した人間を見た後ではそうもいいきれない。
ましてや自分の新たな力に気づいてしまったのだ。

そんなふうに考えているうちに日は昇りドアをノックする音が聞こえた。

「はいるぞ〜」
ジムだ。
「おはよう。気分はどうだ?少しは考えはまとまったかい?」
「う〜ん。僕には考えられないよそんなこと。僕家に帰る。」
ジムは少し間を置いてこういった。
「信じられないのはわかる。しかしコレは事実なんだ。今こうしているうちにこの世界にはトマトによって苦しめられている人達がいる。」
「でも・・・・・・」
ジクン・トウはいいかえそうとしたが、ジムにさえぎられた。
「それなら、うまい棒ナス味10年分でどうだい?」
ジクン・トウにもはや選択の余地はなかった。
「うん!ここにいる!」
ナスに関係していることをするのが何よりも幸せなのだ!

「んじゃ朝食を食べに食堂へ案内するよ。そこでこの屋敷に住んでるほかの奴らも紹介しよう。」

ジムにつれられて、ホールへ出た。すでに玄関の真正面にある開け放されたドアからざわざわと人の話す声が聞こえる。

「ここが食堂だ。ここは会議にも使われることがある。」
そこは細長い部屋だった。長いテーブルの両脇にイスがたくさんおいてある。

一番手前のイスに座っているのはメーマイでスクランブルエッグをはしで食べようと奮闘している。

「やあメーマイ。」
ジムがあいさつするとメーマイはこちらを向き。

「エヘヘヘヘヘ。だれだい?ソノコ?エヘ、エヘヘ?」
「あーこの子はジクン・トウだよ。昨日紹介しただろう?」
「エヘヘ、エヘヘエヘ、すごいら?」
「なにをいってるのやら」
そういうとジムは歩き出した。
メーマイのむかいがわには女が座っていた。
「やあアンジェラ。紹介するよ。新入りのジクン・トウだ。」
「ハーイ。私はアンジェラ。あなたがジクントウね。よろしくたのむわ。」

その隣に男が一人。気のよさそうな顔をしている。
「やあ。トーマス。この子がジクン・トウ」
「へ〜え。コレが例の救世主?俺はトーマスここのコックをやってるよ。よろしく。」

そしてそのむかいがわに小柄な女が座っていた。
「こっちがオスカルだ。」
ジムがいうと。
「こんにちわ。私の名前はオスカル。ボスがあなたはすごいすごいってほめまくりよ。ねぇアンッジェラァ!」
「そうだよオスカァール!」

「とにかくヨロシクね。」
そういわれた後ジクン・トウは近くにあった席に座って、朝食をとった。
食べている途中でジムが話しかけてきた。

「ここにいるからには働いてもらわないとな。飯がおわったら屋敷の裏にいるペットにえさをやってくれ。安心しろ一回目は俺がついていってやるよ。」

朝食が終わると屋敷の裏に行った。
木でできた小さな小屋があったその中には一頭の豚がいた。
「コイツはこの屋敷の家畜で名前はキョショーだ。」
よくみると豚はメガネをかけており。おもむろに近くの新聞を取り(ひづめを器用に使って)胡坐をかきながら読んでいるではないか。

それをみて口をあんぐりあけているジクン・トウをみてジムはこういった。
「ああ、コイツは頭がいいそれにかなり強いぞ拳法を使う。ああえさをやらないとな。」

キョショーがこちらを向いてブモーとないたのでえさを袋から出し始めた。

まずは水入れに水を入れると思いきやなんとスッポンドリンクを入れた。
「こいつはスッポンドリンクしか飲まないんだ。どういうわけか。」
そういってる間にキョショーはグビグビとスッポンドリンクを飲み干しゲプゥ!と大きなげっぷをしたところだ。

「くっせー!こりゃもう一本必要だな。」
からになった水入れを見てジムがそういう。

「コレが主食だ。」
そういうとジムは袋からマグロ入りカレーを取り出した。
キョショーが興奮してブヒーブヒー!と絶え間なく鳴き続けている。
「わかったわかったほれ。」
そういってカレーをわたすとものの30秒でたいらげて満足そうにげっぷをもう一発した。
「しかしひどい臭いだ。」

そして次はすみっこでまるまっていた毛玉のようなものに近づいた。
わずかだが上下している。生き物ということか?

「おい気をつけろ!そいつに障ると大変なことになるぞ!」
「どうなるの?」
と聞き返すと
「触った場所から毛が生えてくる。たとえ指あろうが足の裏であろうがどこからでも生えてくる。俺はその哀れな奴を見たことがあるからな」
ジムは哀れんだような声で言った。

「コイツの名前はミズクイ。ペットだ。どんな動物かは、わからない。」

「んで何を食べるの?」

「えーと、するめいか。それと飲み物は育毛剤な。」
そういって袋からだすと。毛玉だったような体から見る見る4本の手足が突き出てそれをつかんで食べ始めた。オラウータンに似ているがすこし違う。

「コイツは1日数回毛玉をはくから気をつけろ、それと月に一回アデランスかリーブ21に連れて行くように。ストレスがたまって毛が抜け落ちてしまうからな。」

そして小屋を後にした。
屋敷に戻ると会議が始まっていた。

「ピーマン村でトマト化現象が目立っている。付近の住民の不満も多い。このままではあの村は壊滅だ。それと風の便りによるとどうやらゲ・キリーンの奴はとんでもない武器を手に入れたらしいがその武器はどういうものかまだわかっていない。」
トーマスの声だ。

「んじゃあ明日はピーマン村へ出撃だ。目的はピーマン村のを平和にすることとゲ・キリーンについて何か手がかりをさがす。では解散。皆明日に備えておくように」
ボスの声だ。

「YES!BOSS!」
皆がいっせいに答えた。

「おいやばいぞ!明日に備えて準備しとけ!」
ジムが興奮しながらつぶやいた。
「え?僕も行くの?」

「当たり前だ。さぁ寝ろ。」
ジムにせきたてられながら

部屋に戻された。
ベッドの上に置手紙がある。

心配するな。気楽にすごせ。ただし8時には寝ること。
と書かれている。

明日はどうなるんだろう?










はい。今回はちょっと手抜きです。時間がありませんでした。
今日書こうと思ってたことはやはり時間がないんでこれにてごめん。

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